書評 『参政党と大陰謀論時代』 

ネット右翼

覆面ウェブライターの黒猫ドラネコが
トンデモ集団のことについて書いた本

新型コロナがきっかけで反ワクチンを掲げているトンデモ集団が
短期的に大きくなってきたが
基本的には時間がたつとしぼんでいた

しかし、参政党は例外で
2022年参議院選挙、2024年衆議院選挙、2025年参議院選挙、2026年衆議院選挙など
複数の選挙を得ることで勢力を伸ばしていた
特に2025年は石破政権の支持率が低かったり
国民民主党が候補者をどうするかでゴタゴタしていたり
ロシアから工作されていたといういろいろな話があったが
結果的に大きく躍進をしてしまった。

本書では参政党を含む複数のヤバい団体を
ウォッチして、どういう団体か
おもしろおかしく書かれている本である。

・神真都Qの興隆

参政党以外には神真都Q(やまときゅー)という
反ワクチン団体について書いている

神真都Qは反ワクチン団体だが
なぜかトランプを支持していたりして
反ワクチンだけではなくネットの陰謀論を複数含んでいる団体

そして、ワクチン接種会場に突入して
逮捕者まで出した事件まで起こった
この事件によって神真都Qは衰退してしまった。

余談だが、神真都Qの幹部で
村井大介という人物がいて
彼は「トランプ直属の軍隊の人間」らしいが当然フカシである。
事実なら今はイランで戦っていることになるだろう
彼も逮捕されることになるが実は「生活保護不正受給」で逮捕されることになったという
生活保護を受けていて陰謀論でカネを稼いでいることが
不正ということらしいが正直情けないが
こんな人物に騙されるのも問題である。

・参政党は内と外でポーズを使い分ける

本書では参政党のことについて
2章分つかっているが、おそらく
ゴレンジャー(旧ボードメンバー)解散前後で分けていると考えられる。
ちなみにゴレンジャーは
神谷宗幣、松田学、赤尾由美、吉野敏明、武田邦彦の5名である

参政党の特徴はフェスなどの内向きでは
トンデモなことを発信しているが
公の場所では陰謀論のトーンを落としていて
狡猾さな部分が目立つ。

神真都Qが衰退したので
居場所を求めていた陰謀論者を参政党が取り込む形になっており
参政党は危うい支持層を取り込んだことで急成長をしてきた。

これ以降も参政党は
排外主義やメガソーラーなどの
陰謀論を含んだトレンドを吸収していくことによって勢力を伸ばしていく

参政党は内向き・外向きでポーズが代わり
フェスなどの内向きのイベントでは
トンデモなことを言って、
外向きになるとまともな感じになる。
(ただ、それでも問題発言は多い)

・参政党のトンデモ主張

参政党はトンデモ主張をしている
noteなどの探せば参政党のデマ、奇行をまとめている記事もあり
本書と重複するものもあるが
本書に書いているものをある程度紹介しておく

・メタトロン(インチキ医療機器)をボードメンバーの吉野が紹介
・吉野が4毒抜き(小麦、乳製品、食物油、糖類を抜く)という謎の健康法を主張
・地球温暖化を否定
・バクチャーを川などに撒きまくる
・WeRiseという「コロナは茶番」というイベントに参政党の旧ボードメンバーが複数参加
・松田学がナチスのプロパガンダを語る
・「エネルギー大豆をつくろう」ということを動画で発信
・対馬に核武装させて独立させる発言
・候補者に膣美容研究家という謎の肩書
・その人がヘアブラシを高額で売っている
・作家の河添恵子が「コロナは生物兵器」「仕組まれたコロナ」「ワクチンで人口削減」と主張
・参政党は反マスクなのに初当選した神谷がマスクをして当院
・しかし、フェスでは6000人がノーマスクで熱唱
・候補者が波動米というのを販売
・参政党は「小麦は身体に悪い」という主張をしながら、候補者にパン屋とかラーメン屋とか立候補
・神谷や吉野は「つばさの党」を挑発しながら、候補者を見捨てて自分は逃げる
・神谷が「LGBTなんていらない」と発言
・神谷が「LGBTなんていらないなんて言ってない」とウソをつく
・神谷は「今の学校に行ったらバカになる」と言いながら、自分の子供は公立小学校に入学

などなど
キリがないくらいあるが
とりあえず参政党はヤバい政党であると考えられる

これを「もう過去のこと」と矮小化する人もいるかもしれないが
だったら、その他の左派系野党も「悪夢の民主党」とか言わずに
暖かく見てほしいと思う

・「高市さんを応援するなら参政党」という謎理論

2026年2月の衆議院選挙で
参政党はなぜか「高市さんを応援するなら参政党に投票して」
という主張をしていたことが記憶にあたらしい

理由としては
自民党内のサヨク(?)が
高市さんの足を引っ張るために
右寄りの参政党が高市政権をアシストするということらしい

連立与党である日本維新ならともかく
参政党は野党なので参政党に投票をしても意味がない

それに高市早苗は自民党総裁なので
本当に自民党のサヨクをなんとかしたければ
村上誠一郎議員みたいに比例下位にするとか冷遇することができるはずだ
(ちなみに村上議員は自民党が勝ちすぎたおかげで当選できた)

この「高市さんを応援するなら参政党」
という謎理論は高市早苗を好意的で
政治のことをあまり知らない人には刺さると思ったのだろうが
一番の問題が参政党の候補者でもそういうことを言い出した人がいたことだ

参政党の支持者ならまだしも
実は候補者も政治のことを一般人レベルも知らない人が
そこそこいるのではないかと考えている

・参政党以外では反ワクチン国民運動が起きている

参政党は表向きには
陰謀論的な発信をしていないので
ガチの陰謀論者からはニセモノ扱いされている
そういうガチの陰謀論者が集まってきて
反ワク運動をしている

未来党という「チームみらい」と名前が似ているが
まったく関係ない陰謀論政治団体もでてきている

反ワクチン国民運動は
チャンネル桜の水島総とか
なぜか基本的に右翼っぽい人が多い
例外は原口一博前議員とか

最近では「原爆はウソ」という主張をしていた林千勝氏も
反ワクチン国民運動の常連であるので
本書に名前が出ている政党や議員は基本的に投票するときに
注意したほうがいいが
参政党は躍進してそれなりの規模になってしまった

・財務省解体デモ、立花孝志襲撃も書いている

本書では一部で話題になった
財務省解体デモについても書いている

新型コロナ以降、ネットで流行った陰謀論で
インプレッションを稼げるようになってしまい
それが現実の政治に影響を与えることになってしまう。

同じようなメンツが
排外主義や陰謀論のデマなどで
配信などをしたりして注目を集めることによって
知名度があがり
特に地方選挙で当選してしまうことが増えてしまった。

参政党はこのやり方で
一番成功をしているがこれからどうなるかはわからないが
少なくとも陰謀論政党であるが
高市政権の支持率が落ちてくることによって
無党派層が「左翼はダメだ」と参政党を支持することを懸念している。

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