2024年の衆議院選挙で国民民主党が躍進し
そして、「年収103万円の壁」が議論されるなかで
その財源をどうするかということで
国民民主党などを支持している人たちに対して
「財政ポピュリズム」という言葉で批判をしている人を見る。
つまり、彼らは
『「財政ポピュリズム」によって、財政健全化が遠のくことがリスクとなる』
と考えていると思う
「財政ポピュリズム」とは
減税、給付などを拡大することを是とし
自国通貨建の国債は財政破綻をしないので、国の借金は拡大できるという主張
その限界はインフレとされるが
現在は「コストプッシュインフレ」なので財政拡大の余地があるということらしい
財政ポピュリズムを主張する政党は
国民民主党、れいわ新選組(あとは参政党もかな?)であると認識されている
それに反対する人も多く
彼らが主張するリスクについてはいろいろある、一概には言えないが
・国の借金が大きくなりすぎて財政破綻する
・税は社会保障の財源なので、減税は社会保障サービスを削減することになる
・少子高齢化により、将来は大きなツケを支払わないといけない
・外国の投資家が日本国債を売って、国債が暴落し金利が上昇する。
・円安が拡大していく
・ハイパーインフレになる
・利上げに追い込まれ、日銀が破綻をする
パッと思いつくくらいでこんな感じかな?
ただ、「財政ポピュリズム」が間違っているにしろ正しいにしろ
この議論は平行線になりやすい
・生活が苦しい人が増えているのは事実
しかし、「財政ポピュリズム」も仕方ないと考える
日本人は貧しく弱くなっているからだ
最近の公表されたデータでは実質賃金では10月もマイナスになっている
厚労省の毎月勤労統計調査によると
令和2年(2020年)を100とすると2024年10月では82.6に下がっている
5年もたたないうちに15%以上も実質賃金が下がり「異次元の賃下げ」になってる
さらに令和2年の統計を読むと平成27年(2015年)を100としていて
そこから令和2年は85.3となっている
つまり2015年~2024年までの実質賃金は
約10年で7割に削減されている
これはマイナス30%の賃下げになっているということだ
これは一つの指標だが基本的に日本人は貧しく弱くなっている
闇バイトや投資詐欺にひっかった人を
「バカだ」「間抜けだ」と個人のせいにするのはたやすいが
こういう詐欺は社会の弱いところを突いていることも考えないといけない
つまり、「財政ポピュリズム」が正しいかはともかくとして
それが日本人が貧しくなってポピュリズムが盛り上がるのも仕方ない状況になっている。
しかし、それを考えると
なぜ安倍政権はここまで支持を集めたのか?
つまり、選挙で勝ち続けることができたのか?
おそらく、そのときには株価は堅調であって
経済の弱さを覆い隠すことができたのだろうと考える
余談だが、株価暴落がこれから起こると
自民党政権終焉になると個人的には考えている
・労働者の味方を左派が辞めると極右台頭、トンデモ政治家がでてくる可能性がある
欧州では極右が台頭し
米国ではトランプ2.0が起こっている
地平2024年8月号である寄稿では
「中道左派が新自由主義を受け入れた」
要は左派が労働者の味方にならなかったので左派が自滅をしたという
日本では自民党の一部が「極右」の役割を担っているように感じるが
自民党がダメになり、立憲民主党などの中道左派に労働者が背を向けると
極右台頭するかもしれない
それは既存の政党から現れるか、新しく新政党がでてくるかわからないし
日本では外国人排斥に加えて
「高齢者は集団自決」という言説がもっともらしく広まったり
さらに障碍者差別にもつながったり、ミソジニー(女性蔑視)も取り込んだりするかもしれない
それによりトンデモ政党、政治家が台頭するかもしれない
・批判だけではなく対案が必要だ
個人的には「野党は批判ばかり」という言葉は好きではないが
少なくとも野党、特に立憲民主党は
政権交代を目指すなら対案が必要だ
最近では立憲、維新、国民民主らが給食費無償化を掲げている
しかし、財政ポピュリズム批判をする人は
これに対して「財源はどうするんだ」と追及し続けないといけない
特に給食費無償化は恒久財源が必要ということだから
規模はともかく103万の壁と同じ批判にさらされないといけない
それを批判しないのはおかしいのではないか?
・少なくともどこに投票するかを提示すべき
「財政ポピュリズム」批判の大半は一般人だろうと思うので
個別の政策について、いちいち議論するのは難しいと思う
しかし、少なくともどの政治家、政党かに投票すべきかと示すべきだろうと思う
個人に考えの違いがあるとは思うので別に一つに決めつけなくていいが、ある程度の幅が必要だと思う
言いだしっぺなので自分の考えを言うと
私は統一教会問題、裏金問題に対して本気で対応しないといけないと思っているので
立憲、共産、社民、れいわあたりがいいと思う
国民民主党は右派雑誌に玉木雄一郎が近すぎると思ったので
本気で統一教会問題を取り組めるのかは疑問であるので外した
