『となりの陰謀論』 感想

『となりの陰謀論』という本を読んで
そのなかで、陰謀論政治を誘発するのは
ニヒリズムが蔓延している社会だという。

この本では多くはアメリカ政治の内容を取り扱っていたが
日本では陰謀論政治は近年まで誘発されていなかったとしている
個人的にはそれは少し違うと考えている

日本では「陰謀論」とまではいくかどうかはわからないが
権力を獲得する道具として根拠不明な情報を流布したり
特定の組織を敵視することを繰り返していたと考えられる

さらにいうと日本のメディアはその検証などについては
不十分だったと言わざる得ない

具体的には
・キレる若者
・郵政民営化騒動
・公務員バッシング
・生活保護バッシング
・在日特権
・大阪は二重行政で無駄が多い
・草食系男子
・パラサイトシングル
・クルド人ヘイト
・子供部屋おじさん
・colaboバッシング(暇アノン問題)

上記以外にもたくさんあるが
これらの一部を政治家が取り込んで権力を獲得するために利用をしたと考えらえる

近年では高市早苗も
「外国人が鹿をイジメている」とか
どう考えても根拠不明な情報を流布し
それがネットを拡散されていたが
過去にはメディアがそれを拡散する立場であったし
自民維新が掲げている「国会議員削減」についても支持されているということは
上記の陰謀論の後遺症が残っているように思う。

だから、日本は巧妙に陰謀論政治が起こっているように感じる

・剝奪感、被害者感情そしてニヒリズムが陰謀論を誘発する

トランプ大統領は過去に
「オバマ大統領はアメリカ人ではない」という陰謀論を流布したことで
逆にオバマ大統領に赤っ恥をかかされたことを書いている。

本書ではアメリカのJDヴァンス副大統領の著書
「ヒルビリーエレジー」を引き合いにだして
「ヒルビリー(田舎者)はオバマ大統領の陰謀論を信じている」らしい

なぜ荒唐無稽な陰謀論を信じるのか
米国は白人社会ではなくなっていくことによって
白人の中間層が没落し剝奪感、被害者感情が大きくなり
それは社会にニヒリズムが蔓延していると
「今の社会の規範は自分たちのためになっていない」と感じる人が多くなり
陰謀論政治を誘発しやすくなるという

・欲望は「満たすものが目の前に現れたとき」に発動する

人間の欲望というものは
「満たすものが目の前に現れたとき」に発動するという。

よく、「最近の若者はほしいものがない、やりたいこともない」
とされているが、おそらく違って
そういうものは目の前に現れたり、「手に入れることができるかも」
と感じることがあまりにも少ないだけだと思う

特に日本政治だと「誰がやっても同じ」ということで思考停止をしている人が多い
しかし、参政党の支持者などは
今まで政治についてあまりにも無関心であったが
ネットのショート動画で「目覚める」という人が多いという。

無関心層というのは
漠然と政治やメディアなどに不信感を持っているが
思想的バックボーンがない人が無関心層だと
そういう人はたやすく陰謀論にハマるという

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