トケマッチの詐欺について思うこと

「トケマッチ」会社関連口座にレンタル料の入金など確認されず | NHK
【NHK】高級腕時計の「シェアリングサービス」をうたい、多数の腕時計を預かっていた大阪の会社が突然解散を発表し、腕時計の一部が無断…

トケマッチというサービスがあり
それが実は詐欺ではないかという報道がでている

正直、この事件を報道で知るまで
トケマッチというサービスすら知らなかった

これに限らず詐欺がおこるたびに
「騙された被害者がバカだった。自己責任だ!」
という声がでてくる

いただき女子、悪質ホスト、ロマンス詐欺、投資詐欺、不動産詐欺(かぼちゃの馬車事件など)

詐欺事件はいろいろ思い出すが
こういう詐欺事件が起こると
定期的に自己責任論がでてくる

もちろん、客観的にみたら
どう考えてもおかしい状況なので
騙されることはおかしいと思うのは仕方ないが
基本的に人間は自身を客観的に見るのが苦手だろう

この理由は人間のバイアスがあると考えられ

自信過剰バイアス(自分を過大評価をする)
自己奉仕バイアス(自分の考えが間違っていることを自覚できない)
というのがあるとされる

このバイアスが
「あの芸能人は実は性格が悪い」という世間話をする程度ならいいかもしれないが
このバイアスがかかった意見が広がっていくと
世論に悪影響を及ぼす

政治では今の与党(自民、公明)に投票した人は
「悪夢の民主党政権だ、野党が政権をとるととんでもないことになる。」
と考えているかもしれないが

裏金問題、統一教会問題ですでにとんでもないことになっている
百歩譲って「これから改心をすればいいよ」
と考えても国会答弁などでは
「知らなかった」「記憶にない」「〇〇(秘書など)が勝手にやった」
と答えて問題を説明する気もさらさらない

確かにダメージを最小限に抑えるために
それが有効なのかもしれない
しかし、これによって問題解決が先送りになり
その分国民が苦しむことになってしまう

何がいいたいかというと
政治でこんなとんでもない自民党(公明も)が与党だった
裏金、統一教会がわかってて投票したのならともかく
ほとんどが知らなかったというのなら
日本人の大半は騙されやすいのだから
詐欺被害者に自己責任論を振りかざすのは控えたほうがいいと思うということ

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