個人的にcolabo問題を振り返る

colabo問題とはなんだったのか
過去形になっているが
現在でも訴訟を起こされている人がいるらしい

個人的にはかなり長い間静観という立場だった
つまり、不正があるかよくわからないから口を出せない

理由としては
①余命3年、黒瀬深、Dappiという政治系インフルエンサーが社会問題となった
②日本共産党叩きにつながっているのは勝共主義に感じた
③colabo問題にいち早く反応したNHK党を信用していなかった

という感じ、③については選挙ウォッチャーちだい氏の本を読んでいたのでそう感じた

そもそも、コロナ禍で
根拠が不明な情報での判断は差別やデマにつながると思い知った

マスク警察、自粛警察、県外ナンバー狩り、飲食店叩き、パチンコ叩き
トラックドライバー叩き、米軍がコロナを広めるという情報、オリンピック反対
フジロック叩き、GOTOトラベル批判、オミクロン株初期に発熱した青年をバッシング・・・

いろいろあったが
この教訓は「根拠不明な情報で他人を叩いてはいけない」ということだと思う
少なくとも、ニュースになっていない情報を信じることは難しい

無論、ジャニー喜多川の性加害とか統一教会問題とかビッグモーターなどは
業界ではそれなりに有名だったらしいがメディアにでてくるのが遅すぎた事例もある。
「だから、日本のメディアは信用ならない」という意見はわかるが
だからといって、よくわからないインフルエンサーの告発を簡単に信じていいのかもわからない
これは難しいところだ

無論、自分もいままでに正確に発信できていたのかもわからない
間違っていることも書いていたかもしれない
という自戒を込めて書いている

colaboの仁藤氏の過去の某コンテンツに対する発言がおかしいという意見もある
個人的にはこれには同意する
しかし、それと不正はあったというものとは別問題だ

いわゆる「表現の自由戦士」というオタクは
根拠が不十分なものに対しては、かなり慎重だと思っていた
なぜなら、アニメや漫画などが「犯罪を生み出す元凶になっている」という
根拠がわからないイメージで長い間叩かれてきたことで
「表現の自由を大切に」という意識をもってきたように思えたからだ

少なくとも、オタクをバッシングする人は根拠を意識してバッシングをしたように思えない
宮崎勤事件の影響か、メディアでのマイナスのイメージが大きい
それを考えると、根拠がない情報でcolaboというNPOを叩くのは
過去にオタクがやられたことをやり返しているだけのように感じる
この事件は将来に禍根を残すんじゃないかと思う

もちろん、仮に漫画などに悪影響を及ぼす部分が見つかったとしては
折り合いをつけていかないといけない
アルコールだって、酒が悪影響だとしても「すべてなくせ」とはならないのと同じだ

話を戻すと結果としてcolaboに不正はなかったと監査でわかった
この結果は基本的に覆らないだろう

「間違った情報を信じて、バッシングに加担をしてしまった」
という人は、個人的には謝罪をSNSで一言でもいいからしたほうがいいと思う
・・・と書いたがこれがかなり難しい

「謝ったら死ぬ病」みたいなネットスラングがあるが
実際に自分の過ちを公開することはかなりキツイ
著名人でもなかなかそれができている人はかなり少ない
できたら、スゴイ
「ちゃんと謝れてエライ!」
という感じにまで冗談抜きでなっている

具体的な例をいうと
KAZUYAという右派系youtuber(ライトなライトと本人は本に書いている)は
2018年にコラムで安田純平さんに「人質ビジネスをしている」というコラムを書いたことで
裁判になっている、しかしそれについて謝罪をまだしていない
探してみたら『安田純平さんが「ウマル」と言った』という嘲笑する動画が残っていたので
間違ったことを謝罪するってのはすごく難しいのだろうと感じた

解放から3年、安田純平さんが訴えるメディアの闇「終わりなき悪意、放置すれば永遠に続く」 - 弁護士ドットコムニュース
中東シリアで武装勢力に拘束されたのち、解放されたジャーナリストの安田純平さんは、2018年10月の帰国から3年になるのに、今なお、悪質な誹謗中傷に悩まされ続けている。先日、月刊誌『Will』の出版元(ワック株...

だから、大半の人は簡単に過ちを認められない
じゃあ、どうなるかというと行くところまでいくんじゃないかなと陰鬱な気分になってくる

では、自分はどうするかというと
この問題で訴訟を起こされた人に対して
ほんの少しだが寄付のサポートをしたいと思います。

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