実写版リトル・マーメイドの正直な感想

実写版リトル・マーメイドが
かなり賛否両論が分かれているようだ
一番の問題は主役の人魚である「アリエル」の俳優に
黒人を起用したことにより、過去の「アリエル」とのデザインが
乖離していることが一番の理由だと考えられる

https://globe.asahi.com/article/14927041

正直、私はディズニーに詳しくないし
『アニメ版リトル・マーメイド』は見たことがないので
原作を大きく改変することを
ディズニーという『巨人』がすることでかなりの影響があると思ったが
ディズニーファンでないと深刻さがわからないのだろう

ただ、主役が黒人というだけで
バッシングをするというのはよくないと思ったので
実際にこの映画を観てみた

正直言うと、アリエル役の人は
黒人という以前に
演技がいまいちに感じた
歌唱力はよかったとは思うが日本人が吹き替え版を観る場合は
歌唱力は関係ないと思うので、どうしてもアリエルの演技力に拙さを感じてしまう。

しかも人間の姿になると
設定上声もだせないようになるので
求められる演技力がさらに上がり
さらに演技力に違和感を感じてしまう

黒人起用をするにしても
人選をもう少し考えたほうがいいのではないか?
主役を改変するのだから、圧倒的な演技力が求められると思うのだが

CGなどのデザインはよかったと思う
セバスチャンなどはリアルになりすぎるという意見もあったが
個人的には違和感はなかった
アースラやトリトン王などの脇役は文句なしだが
それによってアリエルの演技力の違和感が際立つというジレンマ

ストーリーも雑なところがあって
エリック王子がアリエルのどこに惹かれたのかわからない
途中でアースラが変装した偽物がでてきて、エリック王子が彼女と結婚しようとするが
そこらへんの動機がよくわからない

アリエルの姉たちもでてくるが
これらもポリコレ対策なのか、アジア人などいろいろな人種がいるが
出番が少ないし、見せ場もなかった
どうせなら、姉たちも全員黒人でよかったのでは?

ミュージカルシーンは全体的によかったが
ストーリーが終盤になると
ミュージカルシーン自体が減ってくるので
終盤の盛り上がりに欠ける

ラストの巨大化した魔女との闘いも
画面が暗くやってることがわかりにくい
しかも、船の先っぽで刺されてやられるのはちょっとしょぼく感じた

配役で炎上したにしては
この映画は全体的に悪くはないが
そこまで傑作でもないので
ディズニーファンでもない限り、
そこまで観るような作品でもないというのが正直な感想
ただ、主役が「黒人+歌唱力」で選ばれたように感じてしまった

あと、上映時間が小さい子供が見るには
少し長めなのもマイナス

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