引きこもりについて考える

最近、引きこもりについての本を何冊か読んでいる
引きこもりの本を何冊か読んだくらいで
引きこもりにたいして詳しくなったとは思えないが
ネットの掲示板ではまともな知識がないまま引きこもりを語る人が多いように思うので
それよりはマシかなとも思っている

私が引きこもりについての本を読む理由が
2019年、農水省元事務次官が引きこもりの息子を殺害した事件で
引きこもりの息子がツイッター(現在のX)で
かなり中国、韓国などのヘイトを繰り返してネトウヨ的な書き込みを繰り返していたということだった

だから、引きこもり=ネトウヨになるかと思ったら
いろいろ調べた結果、そこまででもないと思った
ただ、ショート動画などをずっと見て
韓国をまったく知らないのに韓国ヘイトをするということはあるのかもしれない

・引きこもりはいつも現実逃避をしている

引きこもりはネトウヨになりやすいということは結果としてわからなかった
基本的に引きこもりは現実逃避をしている

現実逃避の内容はネットやゲームをしていたりする人もいるだろうし
部屋の中で放心をして、ボケーとしている人もいるように思う
ネトウヨ言説も別に本気で右翼思想を学んだり
右派団体で活動することは稀であるのでネトウヨといっても本気で
極端なことをする人は少ないように思う

ただ、自称引きこもり名人の勝山実氏は極めてリベラルな思想だと思った
(しかし、勝山氏は支援団体の批判が強いように思う)

・引きこもりは第三者が関わらないと解決できない

引きこもりについての本を読むと
引きこもり解決をするためには第三者(基本的に支援者)の関わりは必須である

特に約3年を超えると
引きこもりは固定化して本人、家族の意思ではどうにもできなくなる

ただ、引きこもりが直接支援団体に相談することはほぼないので
どうしても親が対策を考えないといけない部分がでてきて
親の負担が過大になるように感じる
さらに支援団体を選ぶのも難しい

なかには「引き出し屋」などの悪質団体がいる
さらにメディアでは過去の報道から「引き出し屋」について持ち上げていた過去がある
引き出し屋がメディアでもてはやされるのは
メディア(ワイドショー)でほしい「映像」を提供してくれるかららしい

普通の支援団体はプライバシーなどを配慮しているが
悪質な団体ほどそれに無頓着なので
テレビなどでは「引き出し屋」が目立ちやすい構造があるという

・引きこもりは苦しみながら、引きこもっている

引きこもりは
「働いたら負けかなと思っている」
「毎日が日曜日」とか
尊大な発言をしたり、ネットに書き込んだりすることがあるが
それはほとんどが強がりらしい

本当は苦しみながら引きこもっていて
「どうしょうもなかった」「苦しかった」ということが本音で
それがうまく伝えられない
支援団体が引きこもり脱出をした人に聞くとそういう意見が多いらしい

また、引きこもり初期にサインを出したりするが親から冷たくあしらわれたせいで
家族関係を悪化している状況になっているように思う
親は時間がたって、引きこもりの子供に理解を示そうとするが
時すでに遅しで固定化している状況が続いてしまう

斎藤環氏は「親は子供に自分のした問題対応を謝罪すべき」と書いているが
そもそも、こういうのはイジメと同じで
加害者側は本人は覚えていないし、覚えているとしても
プライドが邪魔をして謝罪は難しいように感じる

・引きこもりは「失われた30年」のあだ花?

支援団体の本を読むと
引きこもりは「成熟国家」のあだ花としている専門家が多い

そして、その理由が『日本は失われた30年から成熟国家になり、それについていけない人が引きこもりになった』という意見である

個人的にはこれには賛同しにくい
なぜなら、兵庫県知事選挙とか石丸現象の盛り上がりを見ると成熟さが感じられないし
統一教会問題、裏金問題も解決がまったくできない
選択的夫婦別姓も同性婚もいまだにできない(そういや似たようなことを歌ったアーティストも叩かれたな)
参政党に投票した人もかなり多いが
参政党の政策を理解した上で投票をしているかどうか極めて怪しいので
日本社会は成熟しているのか疑問である

成熟国家なら、外国人差別で票を得る政党が躍進することもないし
初任給30万以上になり世代間格差がここまで声高に上げられることもないし
人手不足で日本は困っていないだろう

私は引きこもりは『失われた30年』を直視できず
『成熟国家』と誤魔化してきたニヒリズムの象徴ではないかと思う

『失われた30年』を

「苦しかった」
「辛かった」
「無意味な時間だたった」
「どうしょうもなかった」
「抜け出せなかった」

ということを認められなかった30年
そして、「支援団体」に当たるのが
政府与党であり、この30年は
『ダメな支援団体(与党)を長期間選び続けた無駄な期間』
であると思っている

引きこもりは日本に146万人いて
このほとんどが「8050問題」以降
親が死亡をしたときには自分で生活を成り立たせることができないので
生活保護になるか、そうでないと「事件」になる可能性が高いとされる
だから「支援者」からしたら
『お国のために自立を』という意識が支援団体にあるように考えるが
引きこもりが生活保護を受けるというのは
国家が引きこもりを放置していたツケを支払うコストと考えないといけないのではないか?

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