暴落本を読む④【最大最後のバブルと崩壊】金融暴落!グレートリセットに備えよ

金融暴落!グレートリセットに備えよ(岩永憲治 著)
2022年3月刊行

本書の概要
・アメリカ大統領選挙がある2024年末くらいまでに最大最後のバブルになる
・しかし、その後バブルが崩壊しグレートリセットが起こるレベルの大恐慌になる
・その理由はオカルト要素が多い

・2024年末までの最大最後のバブルと崩壊
本書の骨子は2024年末
つまり、アメリカ大統領選挙前後までは
最大最後のバブルによって株価が爆上げになっている
しかし、そのあとはバブル崩壊し
リーマンショックを超える暴落をし、NYダウは10分の1レベルになるということ

本書の読者に
そのバブルに乗って大儲けし
その後、勝ち逃げをしてほしいというのが著者の願いらしい

バブルに乗ったら崩壊するサインは読み取り勝ち逃げをする

崩壊のサインとは簡単に書くと
「チャートで大陰線が3ヶ月連続ででたら逃げろ」
ということだが、それを実行するのは難しい

しかし、2024年6月現在では
基本的にこの見方(2024年のアメリカ大統領選挙までバブルは続く)
という方向は間違っていない

・『最大最後のバブル』の根拠はオカルト要素が多い

「FRBは利上げをしているのに、なぜ2024年に最大最後のバブルになるのか?」
という疑問では
米国のスーパー軍産複合体が経済を引っ張っていくからだ
この「スーパー軍産複合体」はウクライナ危機などで
戦争経済を引っ張っていくというらしいが
根拠がよくわからずオカルト要素が多い

というよりも
この本の内容は黒点の数によって景気サイクルがわかるなど
経済を一部の政治エリートが操っているという
見方が強すぎるように感じる

・英エコノミスト誌の表紙から、世界の動きを読み取ろうとするが・・・

本書の最後では英エコノミスト誌の表紙は
エリートに対する隠されたメッセージと発信している

2023年の英エコノミスト誌の表紙で著者は
次のメッセージを読み取っているので簡単に書いてみる

①台湾などの大きな紛争から遠ざかる
②世界のパワーバランスが崩れている
③欧州経済は崩壊に向かっている
④2023年も感染症が脅威が迫っている
④2024年に向かいアメリカ経済は盤石である

④の感染症についてはサル痘などが話題になったが
あまり流行はしなかった
他についてはガザ侵攻をどう考えるかによるが
当たっているとも当たっていないともいえるような・・・

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