『グローバル割安株投資』(日野秀規 著)
2022年6月刊行
本書の概要
・米国株はエブリシングバブルである
・平均回帰を考えると米国株を買わないほうがいい
・米国株を避けてポートフォリオを組もう
・副題が暴落本っぽい
本書の副題は「米国株はなんて買うな!インデックス投資も今はやめとけ!」というもので
副題が暴落本っぽい
そして、近年日経平均が3000円になるという予測をした森永卓郎氏が
オビに推薦文を書いていたので読んでみた
別に暴落を予測している本ではない
しかし、米国株は壮大なバブルなので
平均回帰により大幅下落の調整を避けられないとしている
・米国株が上昇している理由は金融緩和
本書は米国株が上がる理由は金融緩和が原因だとしている
しかし、金融緩和なら
日本のほうがマイナス金利、ETF買い入れなどさらに緩和をしているので
日本株はどうなんだ?
という疑問をもつ人もいると思うが米国は自社株買いを日本よりも頻繁にしており
さらにインデックス投資により株価が上昇するスパイラルになっているという
・米国株バブルを示す指数は「CAPE」と「バフェット指数」
米国株バブルを示す指数については
ロバート・シラーによってつくられた「CAPE(シラーPER)」
そしてバフェット指数から評価している
この本ではCAPEは37.3倍
バフェット指数はトレンドラインから64%高になっている
(ちなみに2024年10月現在はCAPEは36.7%、バフェット指数は198だがトレンドラインはわからなかった)
・米国のハイテク株はPSRが大幅に高い
PSR(株価売上高倍率)は
マイクロソフト、テスラ、エヌビディアは10倍を超えている
これは投資家が元を取るために売上をすべて還元して10年かかるという
とてもバカげた数字である
しかし、バカげた数字のハイテク株は多いという
・レバナスには投資すべきでない
ならば本書ではどこに投資すればいいのか
ということを一応書いている
基本的に米国株を少なめにした投資信託・ETFなどを挙げている
いろいろ書いているが少なくとも
米国株オンリーであり、レバレッジをかけたものはやめたほうがいいとされる
少し前話題になった「レバナス」に対しては相当悲観的
米国株インデックスも現在は控えるほうが賢明という
【まとめ】
米国株は現在は「壮大なバブル」であり
平均回帰を起こすと暴落を起こすという
ちなみに本書でバブル崩壊の要因は4つあり
①利上げ
②逆イールド
③住宅価格下落
④ハイイールド債のスプレッド拡大
としているが
①は利上げサイクルが終わり2024年9月ごろから利下げサイクルに入っている
②の逆イールドが起こったが現在は解消し始めている
③住宅価格は下落したが少し上がり持ち直している
④は起こっていない
上記の要素でバブル崩壊にはいたっていない
本書では「来年(2023年)から再来年(2024年)ごろにバブル崩壊が起こる」
としているが2024年10月現在まだ米国株はバブル崩壊は起こっていない
