暴落ドミノ 今すぐ資産はこう守れ!(澤上篤人 著)
2024年2月発刊
本書の概要
・現在は金融バブル崩壊寸前である
・機関投資家もバブル崩壊で崩れていく
・そして、バブル崩壊のあとに本物の長期投資が復権する
・基本的に過去の本と内容は同じ
著者である澤上篤人氏の本で
内容は過去の焼き直しである
つまり、
「これから金融バブル崩壊が起こって、そのあとで本物の長期投資が蘇る」
という主張は同じなので過去の澤上氏の著作と同じような内容になっている
ただ、本書は数ページごとに項目が分かれているので過去の著作より読みやすい?
・グローバリズムの負の側面が顕在化してきた
1980年代から2021年ごろまではインフレが起きなかったが
コロナ禍、ウクライナ危機を経てインフレが顕在化してきた
グローバル化によって労働力を新興国などで安く買いたたいて生産拠点にしてきた。
しかし、それも限界がきてインフレ圧力になっているという。
インフレにはデマンドプル型、コストプッシュ型の2種類があり
デマンドプルは2~3年ほどで収まるらしいが
コストプッシュは低所得者に物価高が直撃することになり、かなりやっかいなインフレになってくる
・金利高がバブル崩壊を誘発する
今まで金融緩和を続けていて
そしてマーケットにマネーをつぎ込んでいる状態が続いて
近年になってインフレが顕在化してきた
今まで超低金利状態だったのが
現在(2024年10月ごろ)では米国債の金利が4%を超えている
その金利に合わせた価格調整によって
暴落が引き起こされるという
それによって年金機構などがパニックになり
相当暴落が加速するという
・バブル崩壊のときにお金はどこに置いておくか?
本書ではお金をどこに置いておくかというと
銀行預金は不安だという
バブル崩壊で金融機関がズタズタにされると
預金も必ずしも安全ではないという
ペイオフ制度で1000万までは安全とされているが
その原資が5.2兆円で841兆円の預金残高にはまるで足りないという
安全な資産の置き場所とは
・証券会社に現金としておく
・まともな投資信託を保有する
・生活者に必要な株を保有しておく
の3つであるが、投資信託と株については目利きが難しい
ちなみにゴールドは相場商品で値動きがある
不動産についてはバブルによって相当値上がりしているのが理由で
おすすめしていないという
・新NISAはタイミングが悪い
2024年1月から新NISAが始まり
一般人にも投資を始めやすくなったが
現在の状態ではバブル崩壊が起こると
新NISAの恩恵(非課税)が受けられないでいいことなしになってしまう
【まとめ】金融バブル崩壊の警鐘と機関投資家の批判
本書では機関投資家を「儲けに固執をするディーリング取引しかやってない」
と痛烈な批判を繰り返している
そして、現在のほとんどの機関投資家は
金融バブル崩壊によって淘汰されていくと書いている
大半はリーマンショック後に生まれたので暴落の荒波をほとんど経験したことがないという
そして、金融バブル崩壊後に長期投資が復権するらしい
ただし、2024年10月をすぎてもバブル崩壊はやってきていない
本書の一番の問題はバブル崩壊がいつくるか予測ができないし
バブルは予想以上に延命をしていることだと思う
