2年以内に世界恐慌3年以内に日本国破産そして5年以内に気候変動暴走!!【浅井隆 著】
2025年6月発刊
同じ著者の『2025年の大崩壊』を読んだが
その内容の「日本破産」という部分を少し補完する意味で
本書を読んでみた
本書の概要
・トランプは金利を下げるために関税をかけているが、それは危機を起こす
・日銀が利上げが株価暴落を引き起こす合図
・米ドルの強さは維持されるが日本円は暴落する
・トランプを侮るな
本書はトランプという人物を侮ってはいけないとしている
最近ではTACO(「トランプはいつも日和る」の意味)という言葉ができているくらい
トランプ関税など経済にマイナスな影響がある政策をぶち上げても
そのあとには日和って修正するので2025年4月ごろの株価急落をしたあとでも
株価はもとにもどるどこか
さらに上昇して、最高値更新中である
しかし、本書はこうしたトランプを侮ってはいけないとしている
なぜなら、アメリカは100年ごとに関税をかけたことにより
戦争が起こっているからという
1828年の関税が、1861年の南北戦争につながり
1930年のスムートホーリー関税が第二次世界大戦につながり
そして、2025年のトランプ関税がナニカを引き起こす可能性があるという
・日銀の利上げが株価暴落のトリガー?
本書では中央銀行の金利引き上げは
米国→欧州→日本
の順番に利上げをしており
日本が金利を引き上げたあとの二年以内の株価暴落が起こっている
つまり、2024年3月にマイナス金利解除をしたときから2年以内に株価暴落がくると書いている
(しかし、「マイナス金利解除=利上げ」と見ていいのか個人的には疑問)
つまり、この理屈ならば2026年3月くらいまでに株価が暴落する可能性が高いらしい
そして大恐慌により資産(株式、債券、不動産、ゴールド、仮想通貨など)が
全部暴落をするらしいが資産によってばらつきがあると予測をしている
仮想通貨と不動産は危ないらしい
・トランプは金利を下げるために恐慌すら利用する
トランプが関税を使って他国を威圧する理由は
現在の金利だと債務借り換えができなくなり財政が危機になるので
金利を下げるために恐慌すら利用しようとしている
そして、そうなると債務を抱えた日本にとってかなりの危機になるらしい
トランプが金利を下げるために大恐慌になる
↓
景気対策のため日本政府が財政拡大をする
↓
インフレが過熱をする
↓
日銀が金利大幅利上げに追い込まれる
↓
債務超過で日銀が破綻をする
という流れらしい
もちろん、利上げをしないでハイパーインフレにして
実質の債務を減らすという方法をとる可能性もあるが
どちらにしろ日本はヤバいという
・「日本のどん底」期間に富士山も噴火する?
著者は日本は80年サイクルでどん底になっており
2025年から10年くらいの期間は
日本はどん底になると予測をしている
そして、そのときに「天災」が重なると予測をしている
それが富士山の噴火と予想している
ちなみに著者は某漫画家の「2025年7月の大災難」というのを信じているように思えるが
その時期にはとくに何もなかった
・ドルは極めて強い
本書では危機では円の価値が暴落をする(円安、ハイパーインフレ)になるので
それを乗り越えるために「外貨預金」
つまりドルで資産を持つべきということを推奨している
世間ではドル凋落論がでているが
それは気にしないでいいと主張している
あとはゴールドとダイヤで資産を守ることを推奨しているが
Tファンドとかわかりにくいので難しい
【まとめ】
本書は『日本のどん底』を金融市場的により具体的に書いている
そして、トランプという人間を侮ってはいけない
現在はTACOという言葉がでてきているように
どこか世間がトランプを舐めているように思える(少なくとも日本世論は)
ちなみに「気候変動」の部分は最後にちょっと書いているだけだった
