若者はルックスと数字を求めている?

最近、「ぴえんという病」という本を読んだ
その中ではホストについて多くページを割いていた

ホス狂い(ほすぐるい、又はほすきょうと読む)
のところを読んで、

ホストに貢ぐ人は
大金をつかって、店でホストをトップにする
ホストとの恋愛関係を成就させる
他の姫との競争

という『ゲーム』が同時に行われている感じがし
そして、姫はホストを1位にするために大金を稼ぐ
しかし、よほどの金持ちでない限り
風俗、パパ活ということになってしまう

それをすることによって
「自分はこんなに頑張った、これは愛だよね」
として、ある意味自己肯定感を充足させる

しかし、そんな関係は長くは続かないし
経済的、肉体的、精神的に負担が大きく
どこかで破綻をする。

ロマンス詐欺では
「愛してるよハニー」みたいな愛のことばをささやいて
いろいろな理由をつけて相手にカネを出させる
ロマンス詐欺の本を読んでたら
「ホストは合法ロマンス詐欺」と思ってしまった

そういう、ビジネスが絡んでいるとはいえ
「燃えるような恋愛」であるのは事実だ。

しかし、基本的にホス狂いになるような女性は
普通の恋愛相手は見つけようと思ったら
見つけられるように思うが
なぜホストが相手がいいのだろうか?

「ぴえんという病」では、今の若者世代は
わかりやすい数字(カネ、動画の再生回数など)+ルックスを追い求めているらしい

ルックスについては
最近では男もスキンケアなど
美容について、意識をしなければいけないような雰囲気になってきた
ルッキズム批判が世の中で出ているが
メディアやSNSではどうしても「イケメンがいい」みたいな広告がでているので
否応なしに男女関係なくルッキズムの競争に組み込まれてしまう。

話を戻すと
ホストは数字(売上とか)とルックスを
どちらも持っている(ように見える)ので
女性から人気なのかもしれない。

また、ホストはビジネスだとしても
「ホストと姫」の関係性が変わらない場合が多いので
普通の恋愛みたいに
友人から恋人になるというような
心理的に負荷がかかる不安定恋愛ってのは
今の若者には難しいかもしれない。

そして、現在では
異性と半強制的に向き合うという文化が廃れたように思う
日本では古くは夜這い、昭和ではお見合いなど
アメリカではプロム(男女でペアになってダンスをする)ものがあるらしい。
それが完全に廃れてきたのが一因かもしれない

近年は「推し活」が盛り上がっており
10年ほど前は「萌え」という言葉が流行したがを思い出した
萌えは廃れたが代わりに推し活にとってかわられたのか?

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