【ネタバレあり】 アニメ映画『果てしなきスカーレット』 感想

【注意】ネタバレ全開でいきます

細田守監督最新作

ネットでいろいろ言われているようなので(酷評が多い)
それがどこまで事実なのか確かめるために映画館で鑑賞をした。
どうせ、ネットでいろいろネタバレをしているのでネタバレ全開で書きます

ちなみに過去の細田作品は「竜とそばかすの姫」しか観たことがないです

・あらすじ

16世紀のデンマークの王女スカーレットが
平和主義の王様である父親が叔父に殺されたので
その復讐を企てるが
逆にスカーレットが毒を盛られ、「死者の国」に行く
死者の国では時間も国の境界がなく復讐相手である叔父もいた。
現代の青年、聖と出会い復讐のために冒険をする。

・「死者の国」の設定がよくわからない

本作の大半は「死者の国」の冒険になるが
「死者の国」がどうなっているのか、よくわからなかった。
そこで死ぬと虚無になるらしい
一応、武器とか食べ物とかもあるがどうやって調達しているのかわからない
時代も国も関係ないというが、基本的にスカーレットと同じ時代の中世の人間が多い
馬もいるので人間以外の動物はどうなっているのかわからない

本作では叔父が「見果てぬ場所」を目指して
死者の国の人を多く引き連れていたが
「見果てぬ場所」とはなんなのかもよくわからなかった

さらにドラゴンがいて雷を落としているが
そのドラゴンがどんな存在なのかわからなかった

・聖の考えがわからない

本作で唯一の現代人である聖は看護師と働いていたらしい
なんとなく、個人的には
「現代で看護師としての非力さを感じていたが、違う時代の人との交流で自信を取り戻す」
ということになる思った、もちろん違った

聖は基本的に平和主義で争いを好まないが
中世の人間がめちゃくちゃ多いので、その考えが馴染まない
しかし、途中で相手の命を奪うことを厭わなくなるが
なぜそう考えたかまったくわからなかった

なぜか聖は弓矢を使って、さらに乗馬もできるのだが
その理由がまったくわからない

さらになぜか最後にスカーレットと恋仲っぽいが
そこまで深い関係ではなかったような
最後にスカーレットに「生きたい」と言わせるところが
無理やりなのでギャグっぽく思えた

・ダンスシーンの必要性は特にない

予告編で気になるのが現代のダンスシーン
これはどんな流れでダンスシーンになったのかというと

聖が現代の歌を歌い出す→スカーレットがトリップ(?)してダンスシーンが流れる
という感じだった
正直、まったくわからなかった
あと、この音楽は現代でのヒット曲という設定だがなんか違和感がある

・メッセージ性がわかるような気がするが作品としてはイマイチ

本作を観てみるとメッセージ性はおそらく
「憎しみの連鎖をどう断ち切るか」というものだと思う

ただ、最後は復讐相手はドラゴンの雷で虚無になり
現代では間違って毒を飲んで死んでいるのでご都合主義っぽい

前作の「竜とそばかすの姫」の場合は
「現代とデジタル仮想世界」なので、設定に粗があっても
ある程度共感できるし、青春映画っぽく感じるが
今回は「16世紀のデンマークと死者の国」なので
観るまでのハードルが高いように感じる
しかも、今回はCG作画が多い

正直、酷評されるのも仕方ない部分があると個人的な感想になった

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